南投の観光地は湖と山の景色に恵まれています。日月潭、清境、集集のほかに、もう一つ「車埕」という小さくて美しい観光地があります。車埕老街は日月潭から約30分の距離にある山間の鉄道村落です。自然の風景に加え、文化や歴史の趣も感じられます。そしてさらに素晴らしいことに、ここ車埕には地元の美味しい料理や四季折々の特徴的な景色もあります。春夏には鉄道沿いで五月雪桐の花を鑑賞し、秋冬には落羽松の木の下でロマンチックな林間の散歩を楽しむことができます。外国人旅行客にとって台湾好行6671車埕線は日月潭と水里車埕の間を往復するための最も便利で費用も抑えられる交通手段となっています。台湾好行の利用方法や料金、周辺の観光地については、この文章で全てお伝えします。

台湾好行車埕線の交通

台湾好行車埕線にはどのように乗ればいいですか

台湾好行車埕線は日月潭、水里、車埕などの観光地を結ぶ路線で、1本の路線のみが運行されています。停車する駅は計24か所あり、旅行者にとって非常に便利で、乗り間違いの心配もありません。すべての旅行者が利用でき、各駅での乗降が可能です。予約の必要はなく、指定席もありません。事前にチケットを購入することもできますし、乗車時にカードで支払うこともできます。台湾好行のバスの車体は台湾の地図が描かれた白と黄色と赤の配色が特徴的です。バス停で乗車する際は手を振って運転手に知らせると運転手が停車してくれます。

台中高鉄駅を出発

台中高鉄駅(台中高鐵站)に到着後、まずは台湾好行6670日月潭線に乗って日月潭に向かい、1〜2日観光を楽しむことができます。その後、日月潭駅または向山行政中心駅から台湾好行車埕線に乗り換え、車埕に到着します。

  • 路線案内:桃園国際空港から空港MRTに乗り、A18 高鉄桃園駅で下車し、高鉄に乗り換えて南下し、台中高鉄駅(台中高鐵站)に到着します。

台中駅を出発

台中駅に到着後、台湾好行6670日月潭線に乗り換え、日月潭駅で下車します。その後、台湾好行6671車埕線に乗り換えて車埕駅に到着します。

  • 路線案内桃園国際空港で空港MRTに乗り、A1台北駅で下車します。その後、台鉄の電車に乗り換えて南下し、台鉄台中駅に到着します。

チケット価格とチケット購入方法

日月潭から車埕までの所要時間は約30分間で、途中には観光地が密集しており、各停留所の間隔は約1.5〜2分です。一日で日月潭と車埕を往復する旅行者は100元の一日券を購入することができ、その日に購入したチケットで何回でも車埕線に乗ることができます。ただし、観光地間の単発チケットでの移動の場合は距離に応じて料金が異なります。

  • チケットは現金を使って車内で購入できます。または悠遊カードやモバイル決済を利用して乗降時にカードをスキャンするだけで支払いもでき、非常に便利です。
  • 交通チケット:悠遊カード、一卡通、愛金カード(乗降時にカードをスキャン)
  • 車内機でのモバイル決済:悠遊付、LINE Pay、icash Pay (乗降時にそれぞれ異なる乗車コードを生成してスキャンして支払います)

発車時刻表と便の頻度

台湾好行車埕線は1日に往復6便運行しており、休日には午後2時に1便追加されます。朝8時から夜6時まで、約1.5時間ごとに往復のシャトルバスが1便運行しています。

 

画像ソース:南投客運

主要な乗車地点と路線図

最も多くの乗降客が利用する地点は、日月潭駅、向山行政中心、水里駅、車埕駅です。しかし、各駅には蛇窯や月牙湾などの観光スポットもありますので、旅客はニーズに応じて利用できます。路線図

画像ソース:観光シャトルバス

車埕観光スポットおすすめ

1日旅行コースのおすすめ

小さくて美しい山間の町、車埕は一日で十分に楽しめます!旅行者は午前中に車埕に到着することをお勧めします。まずは車埕駅で写真を撮り、林班道体験工場で木工DIYを体験し、昼食には木桶弁当を楽しみます。午後には車埕老街を散策し、カフェで一息ついてからゆっくり宿泊地に戻ると良いでしょう。

車埕駅

昔懐かしい雰囲気がある車埕駅は日本統治時代に建てられたもので、「集集鉄道支線」の終点駅です。1916年から埔里糖廠が台車を使って糖を車埕駅まで運び生産された糖をここから出荷することで車埕周辺が栄えました。当時、駅周辺には多くの台車が停まっており、「車埕」という名称は閩南語の「車場」の発音に似ていることからこの名が付けられたという説があります。現在の車埕駅は921地震後に日月潭国家風景区管理処によって再整備され、今でも列車の乗客が利用しています。木造の駅舎と外の広い草地も車埕を訪れる際の必見スポットの一つです。

 圖片授權:IG@chrislin_7759

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📍車埕駅
アドレス:南投県水里鄉民権巷2号 
営業時間:7:00-16:00

林班道体験工場

日本統治時代、車埕は山間部でのサトウキビ、樟脳、木材の輸送取引や日本人による日月潭水力発電建設計画によって賑わい非常に栄えました。しかし、伐採業の衰退に伴い日月潭風景管理処は観光振興のためかつての木材業の歴史を理解してもらう目的で旧工場を再建し車埕木業展示館として開放しました。また、かつての伐木業者「振昌木業」は「林班道体験工場」を特別に設立し、訪問者が木工品の手作りを体験できるようにしています。林班道商圈には多くの特色ある店舗があり、木工DIYなどの体験プログラムが提供されており、散策するだけで一日を過ごせます。

 

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📍林班道体験工場 
アドレス:南投県水里鄉民権巷4号 
営業時間:9:30-18:00(火曜休み)

車埕木業展示館(改修中につき営業を一時停止)

木製産業の専門知識と歴史を深く理解したいなら、車埕木業展示館を訪問しましょう!展示館は20世紀初頭の旧工場の木構造を改築したもので、新旧が融合したデザインが空間に変化と独特の美を与えています。ここでは全体的に木材文化を展示するだけでなく、空間に木の香りを漂わせています。現在展示館は改修中で営業を一時停止しています。詳細な営業情報は公式ウェブサイトで確認してください。

画像ソース:車埕木業展示館 CheCheng Wood Museum臉書粉專

 

 📍車埕木業展示館
アドレス:南投県水里鄉車埕村民権巷110-2号 
営業時間:平日9:30–17:00、休日9:30–17:30(改修中につき営業を一時停止)

車埕の古い町並み(車埕老街)

車埕駅のすぐ近くにある商圏、民権巷が車埕老街です。ここにはたくさんの土産店や飲食店が集まり、懐かしい雰囲気がある古い建物や雑貨店もあります。その他の地域にある観光地として有名な古い町並み(老街)ほど賑やかではありませんが、懐かしさが感じられる独特の雰囲気が漂っています。車埕は日本統治時代に伐木を主な産業としていた集落で、駅周辺では日本風の雰囲気を感じることができますが、古い町並み(老街)に入ると台湾式の素朴な美しさが加わります。旅行の合間にぜひ駅の近くの古い町並み(老街)を歩いて、車埕の違った一面を体験してみてください。

 

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📍車埕老街 

地址:南投縣水里鄉民權巷 

營業時間:9:00–17:00

 

車埕グルメおすすめ

隠茶STEAM

車埕駅の木製の桟道や貯木池の横にある木造建築は、多くの人が車埕で写真を撮る背景となっています。この建物は日本の伊根の舟屋のような雰囲気がある「隠茶STEAM」という水上茶屋です。元々は振昌木業の「資材課」であり50年の歴史がありますが、業者によって整理され、現在では車埕の有名な茶屋及びレストランとなっています。ここでは御茶請けや台湾風の料理が提供されており、窓の外に広がる落羽松や貯木池を眺めながら、静かに食事やお茶を楽しむことができます。日本に行かなくても十分に日本の雰囲気を感じることができます。

 

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 📍隠茶STEAM
アドレス:南投県水里鄉民権巷101-3号
営業時間:10:00–17:00(週末は18:00まで営業)

ルイーザコーヒー(路易莎咖啡)-車埕店

コーヒーチェーンのルイーザコーヒーも車埕の有名なスポットの一つです!ルイーザコーヒー車埕店は台湾で唯一の「夢兔」をテーマとした店舗であり、業者とアーティストのMAR2INA(夢裡那兔)が協力して作り上げました。店の入口には3階建ての建物ほどの高さがある壮観な夢兔の大きな壁があり、店内の客席エリアにも5メートル幅のグラフィティが描かれていて訪問者の目を引きます。店内には夢兔のフィギュアや手描きの黒板、そしてテーマ店限定の夢兔コーヒーカップも展示されており、訪れる価値があります。

 

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 📍ルイーザコーヒー(路易莎咖啡)-車埕店
アドレス:南投県水里鄉車埕村民権巷127号
営業時間:9:00–17:00(週末は17:30まで営業)

木茶房

林班道体験工場が運営する「木茶房」も貯木池のそばに位置しています。このレストランの目玉は木桶弁当で、料理が蓋付きの木桶に盛り付けられていてとてもユニークです!クオリティの高いセットメニューを食べ終わった後、その木桶を持って体験工場で無料で焼き印を押してもらい、お土産として家に持ち帰ることができます。車埕ならではの唯一無二の記念品となりますよ。レストランでは木桶弁当以外にも軽食やベジタリアン料理などが提供されており、食事をしながら貯木池の木々や水面の美しい景色を楽しむことができるのも木茶房の人気の理由です。

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 📍木茶房
アドレス:南投県水里鄉民権巷101号
営業時間:10:00~18:00(火曜休み)

近くの観光スポット

双龍瀑布七彩吊橋園区

2020年に開放された双龍七彩吊橋は南投県信義郷の近年の新たな観光スポットです。この吊橋は歩道上に七色のカラーが施されていることからその名がつけられました。長さ342メートル、最も深いところで110メートルあり、台湾で最も長く、最も深い吊橋です。この吊橋は壮大な谷を跨いでおり、渡るにはかなりの勇気が必要です。しかし、吊橋を渡り終えると山間を流れる力強い双龍瀑布を目の当たりにすることができ、その迫力に圧倒されることでしょう。この訪問が無駄でなかったと感じさせてくれる景色が広がっています。

画像の使用許可:IG@milly_110110

  • 交通手段

路線図路線図路線図

画像の使用許可:観光シャトルバス

  1. 日月潭から双龍吊橋へのアクセス:日月潭駅、水社駅、向山行政中心から台湾好行6671車埕線に乗り車埕方向へ向かいます。水里駅、電力公司(水里)、水里郷役場(水里郷公所)、水里中学校(水里國中)などの駅で降り、豊栄客運6288に乗り換えて双龍駅(双龍派出所前)で下車します。
  2. 車埕から双龍吊橋へのアクセス:台湾好行6671車埕線に乗り日月潭方向へ向かいます。水里駅、電力公司(水里)、水里郷役場(水里郷公所)、水里中学校(水里國中)などの駅で降り、豊栄客運6288に乗り換えて、双龍駅(双龍派出所前)で下車します。
  3. 水里から双龍吊橋へのアクセス:水里駅、電力公司(水里)、水里郷役場(水里郷公所)、水里中学校(水里國中)などの駅はいずれも豊栄客運6288に乗ることができ、双龍駅(双龍派出所前)で下車します。

 

 📍双龍瀑布七彩吊橋園区
アドレス:南投県信義鄉光復巷 
営業時間:3-9月は8:00から17:00、10-2月は8:00から16:30(毎週水曜休み)

水里蛇窯

水里蛇窯陶芸文化園区はもともと薪焼き窯の古い窯工場でしたが、改装を経て現在は観光や陶芸展示を主な目的とする文化園区となっています。園内は日本の古都のような雰囲気に包まれ、さまざまな陶芸品や蛇窯の文物を鑑賞できるほか、陶芸のDIYや手ろくろ体験も楽しめます。園内には蛇窯カフェや製品販売部もあり、DIYの後にゆっくりと休憩できます。和服体験もすることができ、気がつけば一日中過ごしてしまうほど魅力的な場所です。

 

画像の使用許可:IG@dorisisme_1994@kiwiting_daily

  • 交通手段
  1. 日月潭から水里蛇窯へのアクセス:日月潭駅、水社駅、向山行政中心から台湾好行6671車埕線に乗って車埕方向へ向かい、蛇窯駅で下車します。
  2. 車埕から水里蛇窯へのアクセス:車埕駅から台湾好行6671車埕線に乗り、日月潭方向へ向かい、蛇窯駅で下車します。
  3. 水里から水里蛇窯へのアクセス:水里火車駅、電力公司(水里)、水里郷役場(水里郷公所)、水里中学(水里國中)などの各停留所から豊栄客運6288に乗り双龍方向へ向かい、蛇窯駅で下車します。

 

 📍水里蛇窯陶芸文化園区
アドレス:南投県水里鄉水信路一段512巷21号 
営業時間:8:30–17:30(水曜休み)

旅行スケジュールを計画する際、日月潭と車埕は距離が近く車埕は観光スポットが集中しているため、一日の旅行を計画することが可能です。日月潭から車埕への移動は便が多く停車ポイントが多い台湾好行6671が最も便利な交通手段となります。日月潭に宿泊し日中に車埕との間を往復するか、早朝に日月潭をチェックアウトして荷物を持って水里の宿泊先に移動し荷物を預けてから車埕を観光するという2日間のプランもお勧めです。