合歓山は、星空観賞、日の出、花見、雪見などが楽しめる国内で人気の高山観光地であり、一年を通じて多くの観光客が訪れます。これまで、山岳地帯の駐車スペースは限られており、無料であったため、観光客が長時間駐車することが多く見受けられました。そこで、林業保育署南投分署は駐車場の回転率を高めるため、昆陽、武嶺、合歓山荘の3か所の駐車場で有料化を実施することを計画しました。3月末までに設備の設置とテストを完了し、4月4日から運営を開始し、今年のツツジシーズンを迎える予定です。

林業保育署南投分署によると、現在、合歓山駐車場の進捗は順調で、業者に対して3月末までに設備の設置とテストを完了するよう指示しています。期待される料金は、平日(月曜から木曜、祝日を除く)で自動車1時間あたり50台湾ドル、週末(金曜から日曜、祝日を含む)で1時間あたり60台湾ドル、1日の上限は300台湾ドルです。オートバイは1回の駐車ごとに20台湾ドルの料金が設定され、駐車前15分以内は無料の緩衝期間が設けられています。この取り組みにより、駐車場の回転率が向上し、環境負荷が軽減されることが期待されています。

南投分署は、料金体系全体を南投県政府に報告し、審議と承認を受けていることを強調しています。承認が得られ次第、近日中に昆陽、武嶺、合歓山荘の3か所の駐車場で有料化を開始する予定で、運営は4月4日から開始される見込みです。また、駐車場は24時間営業しているため、天文団体や星空観賞者が懸念する光害の問題については、場内の照明を減光し、シェードを設置して光の拡散を減らす対策を完了しています。午後5時以降は照明が消灯され、運転の安全性と星空観賞のニーズを両立させています。

毎年4月から6月にかけて、合歓山ではツツジシーズンが訪れます。花見に訪れる車両が多いため、道路局中区養護分局は、今年の花見シーズンの交通規制が4月13日(土)から6月16日(日)までの2か月間実施されると発表しました。台14甲線の翠峰から大禹嶺までの区間では、週末に高乗車率車両と交通流量の規制が行われます。今年は合歓山の3つの駐車場が花見シーズン中に有料化されるため、台14甲線の南投側3か所の路肩駐車が禁止され、駐車規制が一層厳しくなります。観光客には、違法駐車を避けるよう注意喚起されています。

出典:聯合報